プレゼンテーションの最初にはジョークを一発かませろ!と、あちらのMBAコースでは教わるそうです。そのためでしょうか、スピーチの初めにジョークを言う米国人は少なくありません。しかし、面白いのもあればつまらないのもある。ユーモアのセンスはご本人のパーソナリティによるところが大きく、こればかりはいくら教わっても無駄というものなのでしょう。
しかし、プレゼンテーション自体は練習がものを言うようで、アップルのジョブズ氏は何時間も練習すると本に書いてありました。たしかに、練習すればするほどうまくなるはずです。
ところが現実は、日本企業のトップにいくら練習を勧めても、「そんな時間はとれない」と一蹴するでしょう。多くの日本人経営者は、銀行の役員と会ったり部下に説教する以上にプレゼンテーションが大切なものだとは考えていない、ということなんです。それじゃあ、いつまでたっても日本人のプレゼンテーションはうまくなるはずないですよね。〈kimi〉