ネットと選挙

ネットサイトやSNSで都知事候補者に関する書き込みやシェアが増えてきました。運動員ではない人が特定の候補者を持ち上げるような、あるいは批判するような書き込みをして、それをシェアしても違反にはならないのでしょう。あちらこちらから発信されて来る情報にさらされると、知らないうちに「そうなんだ」と思い込んでしまう。最近の選挙運動はこのように進められるのだなあと認識を改めております。こういう手法を上手に使っている側と下手くそな側があるようです。投票日は明後日ですが、もう事実上勝負はついているのでしょうね。

運動神経がない?

スポーツが不得意な人間に向かって、昔はみな“運動神経がない”と言いました。いまの基準ならとんでもない差別発言でしょう。運動機能に障害が出る病気はいくつもありますが、運動神経を持っていない人は存在しません。スポーツが得意か不得意かは、その人の個性に過ぎないことは改めて言うまでもありません。
世の中に「障害」と名のつく診断名は数々ありますが、診断されたからといって必ずしも疾患というわけでもない。個性なのか障害なのか。個性なら苦しまないが障害なら苦しむことになるのか。
相模原市の障害施設での殺傷事件とリオオリンピックの報道を見ながら、そんなことをぼんやり考えていました。

中野サンプラザ

中野サンプラザに関連した画像-01JR中野駅前の中野サンプラザの取り壊しが近々始まるようですね。再開発をする企業連合が決定したと新聞に出ていました。
子どもの頃、コンクリートの建造物は人間の一生より寿命が長いものだと信じていました。戦災に焼け残った建物はまだ健在であったし、木造家屋が取り壊されてどんどんコンクリート製のビルが建てられていた時代には、取り壊されるビルなどほとんどありませんでした。
中野サンプラザのすぐ近くに通っていた中学校があったから、建築中の姿を見ています。それがもう老朽化して取り壊されるとは。日本の建築物の短命は驚くばかりです。

もやもや

先日トップインタビューへの立ち会いを依頼されました。
トップインタビューと言っても、トップが取材対象というわけではなく、事業に関する発表なので実務責任者による説明でほぼ完結。重要案件なので最高経営責任者が発表に立ち会うと言えばその通りに違いなく、広報の観点からはまことによいことではありますが、そればかりではないようにも感じられました。トップが出たがった、トップを出さないと叱られると部下が忖度した、なにはともあれトップの顔を立てなければ・・・なんだかそんな空気さえただよっておりました。トップが広報に理解があることは誠に結構ではあるのですが、なんとなくもやもやしております。

pokemo 1昼食に街に出たら、交差点ごとに立っている人がたくさん。みんなポケモンGOをやっています。こんな現象、これまでになかったでしょう。いったいいつまで続くのでしょう。こんなに多くの人たちが歩き回れば健康にはよいかもしれませんが、仕事が手につかない人もいるでしょうからGDPは下がるかもしれませんね。
弊社にも一匹いましたが、ボールがなくなっちゃったのでやっつけられません。仕事しないで、こんなことやっているんだから、やっぱり業績には影響するなあ、きっと。

タック紙かあ!

_1030064_2久しぶりに記念切手を買ったら、なにかヘンなのです。ミシン目がありません。裏返してみてもツルンとしている・・・理解するまでに時間がかかってしまいました。いつの間にか切手がタック紙になっていたんですね。考えてみると、もっと早くそうなっていてもよかった気がします。いつまでも糊をべろっと舐めるのもねえ・・・いまだにそんなことをしているのは私だけか(^O^)。

1年間の成果

労働関係の助成金が下りることが決まったという「決定通知書」が届きました。事前の就業規則の改訂やらいくつもの申請やらを始めてから1年かかりました。その間、何度飯田橋へ通ったことか。ああでもないこうでもないと受付のオジサンから重箱の隅を突かれ、電話で就業規則の誤植を指摘され、どうなることかと思っていたところでした。それらに費やした時間と仕事量を助成金の額を比較すると、果たしてペイするのかどうか微妙なところではありますが、なにはともあれ現金が入ってくるということは中小企業にとってはありがたいことです。
さらにそこから東京都への申請をする必要があります。これも何度か足を運んで事前申請済みなのですが、決定通知書を受けての本申請をしようとしたら、事前申請のときに送られて来た手順書と方法が変わっている。窓口も移転していました。なんという不親切! こういうお役人仕事とくだらなさに気づいて改革しようとする人が都知事候補の中にいるでしょうか。ちょっと絶望。

こちらはいい気分ですが・・・

ある企業さんに、広報のレクチャーに行って来ました。これまで何社かでやってきましたが、今日はみなさん熱心に聞いてくださった上に質問もたくさんしていただいたので、終わって少々いい気分です。こちらがいい気分でも、本当にお役に立ったかどうかはまた別問題です。どうだったのかなあ。

水素水

夕方から日本科学技術ジャーナリスト会議の例会。水素水がテーマということなので、ちょっと興味をひかれて非会員ながら初めて出席させていただきました。
水素水に関しては最近のメディアやSNSなどの記事をフォローしていたので、目新しい事実はありませんでしたが、真っ当な科学者(唐木英明東大名誉教授)による説明はやはり勉強になりました。
出席者の知識レベルはさまざま。水素水の販売者からの発言もあって、そういうところも大いに楽しめました。唐木先生がトンチンカンな質問や発言にも柔らかく対応されていたことに感銘を受けました。真っ当な科学者はやはり違いますね。

ご熱心ですね。

ある医療系の勉強会に参加するようになって、もう4~5年になるでしょうか。医療者やジャーナリストなどが真剣に議論する場なので、とても勉強になります。数ヶ月に一回なので、たいした負担も感じることなく、土曜日にわざわざ出かけて行っていました。
ところがある日、幹事をされている方から「ご熱心ですね」と声をかけられました。どういう意味なのでしょう。理性は「素直にほめられたと考えろ」と言っております。感情は「皮肉を言われたね」と言っております。判断に迷うところではありますが、「オマエが来るところじゃねえよ」という意識がその方の心の底にあるのかもしれないとも疑えます。と、そんなことを考えつつ直近の2~3回は出かける意欲をなくして欠席しております。「ご熱心ですね」と言われない頻度はどのくらいなんでしょう?