土産話はお好き?

今年の旧盆や夏休みは台風にたたられましたが、それでも旅行をした人は増加したそうです。テレビのワイドショーで、あなたはお土産を買いますか、買いませんかというインタビューをしていました。どちらが多かったか忘れてしまいましたが、番組としては「土産話」が一番よいお土産でしょう、と四方八方丸くおさめていました。

このところ知人が北欧をクルーズ旅行した話をSNSにさかんに投稿しています。豪華クルーズ船の内部の紹介から美しい観光地で感動した話、旅行者があまり行かない土地での出来事などを写真つきで紹介しています。さぞ楽しかっただろうと思いますが、それを読まされるこちらは・・・それほどでもありません。
SNSなら読まなければすむのですが、ときどき自分の旅行記をまとめた冊子を送ってくださる方もおられて、その処理に頭を悩ますこともあります。
沢木耕太郎の「深夜特急」や高野秀行の「南西シルクロードは密林に消える」など、書籍となっている旅行記は大好きなんですが、あれは才能とスキルを持つプロが書いたもの。素人の紀行文ってやつはどうもいけません。
顔中に感動を漲らせての土産話も同様で、「あんたが行ったことのないところに行ってきたんだ」とか「こんなこと、行った人しかわからないでしょう」といった優越感がそこはかとなくまとわりついています。その上から目線が不快感を呼び起こします。エッフェル塔の前でバンザイしている写真などその最たるもの。
なにを僻んでいるんだと言われそうですが、その通りです。こちらは大いに羨ましくて、それで不愉快になってくるんですよね。

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