お尻だけはふいてくれ

久々にブログを更新するというのに、はなはだ尾籠なタイトルで申しわけありません。
私の友人知人の中にお尻をふかない人がいるのです。もちろんトイレでお尻をふかないということではありません(注:ふいているという確証もないのですが)。
例を挙げてみましょう。
ある人は、私に本を書かないかと持ちかけてきました。古くからの友人であり出版社のエライ人でもあったので、企画を考えて手渡しました。それから10年ほども経つというのに、採用なのかボツなのか、私は何も告げられておりません。もちろんボツには違いないのですが、その後も何度か顔を合わせる機会があったにもかかわらず、まったくの知らんぷりです。
またある人は、ある企業が直面したやっかいな問題のアドバイザーになってほしいと依頼して来ました。社会的地位の高い方でもあるし、その企業の社長に話を通すということなので、それなりに下調べをして待機していましたが、それから3年、まったく何の音沙汰もありません。その間何度かお会いしてはいるのですが、その話題には一切触れません。ちなみにやっかいな問題は、その企業に好ましくない結果で収束したようです。
自分から持ちかけた話の結末をなぜつけないのでしょう。企画がボツになったとか、企業側が難色を示したというような話しにくい話をするには小心すぎる人たちなのか、それとも単なる脳天気なのか、あるいはまだほかに理由があるのか…。
なにはともあれ、お尻だけはちゃんとふいてもらいたいものです。〈kimi〉