時計はどっちを向いている?

このところ大学や大学院の教室にうかがう機会が多くなりました。先生の席にすわったり学生の席にすわったり、いろいろなんですが、どちらにすわっても時間が気になります。そこで不思議なことにがついてしまいました。教室の時計はたいてい生徒の方を向いている、つまり先生の背中側の壁にかけてあるという事実です。
ところが、落語や漫才をやる寄席では、時計は必ず芸人さんの正面、つまり客席の背中側に掛かっています。教室とは正反対です。
寄席では、お客さんには楽しい時を過ごしてもらいたい。上演中は時間を気にしないでもらいたい。お客さんが時間を気にするようなら、その芸はお粗末ということになります。だから時計は観客から見えにくい位置に掛かっています。
出演する落語家や漫才師には15分とか20分とか、持ち時間が厳しく指定されています。プログラム通りの時刻に「お後がよろしいようで」と下がってもらう必要がある。そのために芸人さんの真正面に時計があるわけです。寄席の時計の位置は実に合理的です。
教室の時計の位置は、つまらない講義から解放されるまでのカウントダウンを学生にさせるためなのでしょうか。教師は時間を気にせず好きなだけ講義を続けなさいということなんでしょうか。よくわかりません。時間を気にする講師はわざわざ腕時計を外して台に置いたりしています。これってすごい不合理です
大学の事務当局はただただ前例にならっているだけで、な~んにも考えていないということなんだろうと思いますが、これって顧客視点に立っていませんよね。少子化が進んで大学も大変な時代だというのにねえ。〈kimi〉

「ココランチ」公開

この5月に開業1周年を迎えたのを記念して、何かやろうよ、ということになりました。あれこれ考えた末、オフィスのある半蔵門・麹町界隈のランチのお店を紹介することにしました。少々手間取ってしまいましたが、今日、ようやく公開することができました。トップページの左サイドのバナーからお入りください。
半蔵門で仕事を始めた当初は、「これは、というお店があんまりないなあ」という印象でしたが、だんだん街を知るほどに、特色あるお店があちこちに隠れていることがわかってきました。
このあたりの特徴としては、イタリアンが多いこと、回転寿司が絶無であること、老舗が少なく新しいお店が多いこと、しかし、チェーン店は少ないこと、などが挙げられます。
イタリアンが多いのは、外資系企業が多いことが背景にあると思います。ガイジンとその秘書みたいな組み合わせがイタ飯屋では目立ちます。働く女性の多い地域であることも理由の一つでしょう。
立ち食いソバ屋が繁昌しているのに、なぜ回転寿司はないのでしょう。地価が高いので、一定の店舗面積を要求される回転寿司は採算がとれないのかもしれません。なくてもとくに問題はありませんが・・・。
江戸時代、この近辺は武家屋敷でした。番町は幕府を守る武士たちの屋敷が連なっていたところです。そのような場所に繁華街は成立しません。旧住宅公団の団地のようなもので、民間が勝手に蕎麦屋や寿司屋を開店するわけには行かなかったでしょう。老舗が少ないのは、そのためだろうと推測します。江戸城に近すぎるんです。老舗と呼ばれるような店は浅草とか日本橋とか、町人の街に残っていますものね。
チェーン店が少ないのは、大きなビルが少ないからです。最近建設されたビルの地下に行くと、どこもここも同じようなチェーン店ばかりが並んでいます。面白くないですね。そこへ行くと半蔵門・麹町は路面店が多く、個人営業のお店が多いんです。それだけバラエティに富んでいます。
というわけで「ココランチ」、ぜひご利用ください。コメントも歓迎です。〈kimi〉

PCでテレビ

私事で恐縮ですが、夏季休業中に自宅のPCでテレビが見られるように改良を施しました。書斎には小型のアナログテレビといまや貴重なVHSデッキがありますが、部屋の片付けをした際に、本棚の裏を這わせていたアンテナケーブルがはずれてしまったようで、見られなくなってしまいました。それならPCで見られるようにしよう、と思い立ったわけです。
自宅のPCは(オフィスのPCも同様ですが)自分で組み立てたものなので、改造はお手のものです。秋葉原で地デジとBSが見られるチューナーカードと新しいビデオカードを買って来ました。計3万円余り。液晶テレビを買うより経済的です。ちゃんとPCのハードディスクに録画もできるんですよ。
実に快調、と満足したまではよかったのですが、見ているうちに、何か違和感を覚える。落ち着かないんですね。すぐに視聴をやめたくなってしまいます。どうしてでしょう。
PC用のモニターは、テレビ用とはやはり異なります。比べて見れば画質がいくらか落ちます。しかし、そのためとも思われません。原因はたぶんほかにある。
まる1日考えて、2つの理由を思いつきました。
1)姿勢。PCのディスプレーは机の上ですから、テレビ番組を見るときも、チェアにいずまいを正して坐らなければなりません。ソファにひっくり返っては見られない。これが長時間の視聴に耐えられない理由の一つでしょう。
2)距離。ディスプレーと眼との距離が近すぎます。改めて気がつきましたが、通常、テレビ受像器はかなり離れて見ています。文字を読むためのPCディスプレーはそこが違います。だから眼と鼻の先でSMAPが躍り出てくるCMなどを見せられると、すぐに画面を消したくなってしまいます
というわけで「PCでテレビ」はハード面は○、ソフト面は×、という結果になりました。使い方によってはなかなか便利ではありますが。〈kimi〉

スーツにネクタイ

梅雨が明けたんだか、明けていないんだか、なんだかわからないうちに暑くなりました。
私、夏が大嫌いなんです。その理由は服装にあります。毎日Tシャツにチノパンで仕事ができれば、それほどイヤではないのですが、スーツで夏を過ごすのがたまらないんです。しかし、10年前と比べるとずいぶん上着を手に汗をかいているサラリーマンは少なくなりましたね。押しつけがましいクールビズには心理的な抵抗も感じるのですが、涼しい服装は大賛成。蒸し暑い日本の夏なのに、スーツにネクタイでなければならないなんてナンセンスですよ。社員がチノパンで仕事をしている外資系の会社には、こちらもラフなスタイルで訪問できるので大助かりです。こういう会社がもっと増えてほしいものです。
しかし、その場に合わせた服装ということもあります。お手伝いしているIRセミナーの初日、司会と講義をする役割となれば、やはりスーツにネクタイだろうと思いつつ朝、家を出たところで某社のトップから携帯に電話が。昼過ぎに某著名ジャーナリストが来社するので立ち会ってほしいとの急な要請でした。某社に行ってみれば、みなさん揃って上着にネクタイ姿。スーツにネクタイ、着てきてよかった。でも大汗かきました。〈kimi〉

ありました

teikiire1.jpgありました。見つけました。紛失したと思った定期入れが、自宅のタンスの隙間の奥に挟まっているのを発見しました。
タンスの上のトレーが、自宅での定期入れと財布と時計の定位置となっています(ドロボーさん忘れてください!)。どういうはずみか、そこから定期入れだけが滑り落ちたようです。焦げ茶色の定期入れは、タンスの隙間の奥でまんまと保護色となって身を潜めておりました。
よかったよかった。でもクレジットカード2枚とキャッシュカード2枚、パスモ1枚はそれぞれ紛失届を出してしまったので、再発行まで使えません。しかもそれぞれ1000円前後の再発行料をとられます。大損をまぬかれたのですから、小損は我慢しなければならないとは思うのですが、なんとなくバカバカしくもあります。人間、のど元過ぎればなんとやらですね。〈kimi〉

新聞の占いは・・・

土曜日の昼過ぎ、近くの商店街に出掛けてATMで3万円を降ろしました。記憶があるのはそこまでです。
脳梗塞で記憶障害になったわけではありません。キャッシュカードを入れていた定期入れの存在を意識していたのがそこまでなんです。日曜日は天候不順でしたので、家から一歩も外に出ませんでした。月曜日の今朝になって、出がけに確認したら定期入れがありません。家の中、車の中、あちこち探しましたが見つかりません。
土曜日に拾われたとすれば、すでに連絡があってもよさそうです。それがないということは・・・
免許証や健康保険証は別にしてありましたから無事でした。しかし、クレジット2枚とキャッシュカード2枚が入っていましたので、それぞれ電話して使用停止にしてもらうことにしました。
まずクレジット会社。カードの紛失はよくあることなのでしょう。実にスムーズに処理してくれました。幸い不正利用はなかったようです。
次に銀行です。ホームページにアクセスしましたが、どこに電話したらよいのかさっぱりわかりません。サイト内の検索でも見当違いばかりがヒット(ファールかな?)します。キャッシュカードの紛失を受け付ける電話番号を見つけるまでに15分ほどを要してしまいました。これはとっても不親切です。銀行というところが、いまだにお客様視点で仕事をしていないということを示してもいるようです。
交番で遺失物の届出も済ませました。暇そうに机に向かっていた中年の警官が極めて事務的に処理してくれました。駅にもけました。定期券はパスモであれば再発行可能。磁気カード型の定期券はまるまるの損となることが判明しました。大損失。電器量販店のポインカードはあきらめるほかなさそうです。すいぶん貯まっていたのに・・・
そう言えば朝日新聞土曜日夕刊の占いでは、月曜日は★一つでした。あれって、当たるのかなあ。〈kimi〉