これまでに聞いた「ただちに人体に影響するレベルではない」をすべて足し算すると、一体どういうことになるんでしょう。初めは高をくくっていたのですが、これほど「ただちにレベル」が累積すると、怪しい雲行きになって来ました。30年後には、日本人のがん発生率が顕著に上昇するのではないかと心配です。
そもそも次々発表される基準値というものを私は信頼しておりません。何を根拠に決められているのか、その点を疑っているからです。国際的な基準を参考にしていると言われても、前例はチェルノブイリくらいしかないのですから、どれほどの信頼性が担保されているのやら。
そのような「なんだかわからん基準値」を次々に発表する政府はもちろんですが、それをそのまま大本営発表のごとく報道しているマスメディアへの批判の声もこのところ高くなって来ました。
しかし、政府の公表基準値に代わるより適切な数値を読者に示すだけの取材力、検証力、知識、見識を新聞社や放送局が持っているとも思えません。メディアにできることと言えば、せいぜい批判的な学者のコメントをとってくるくらいことです。メディアには公的機関の発表以外の数値を報道することなどできっこないのです。それをすれば、その責任をメディアが負うことになるからです。メディア批判をしているのではありません。それがメディア、いやジャーナリズムというものだと申し上げたいのです。〈kimi〉
更新という名の障害
朝、さて仕事を始めようとPCにスイッチを入れると、起動したにもかかわらず画面が真っ黒になったり、「お待ちください」と表示されたままになったりして、2時間近くも動かなくなってしまいます。その間は仕事になりません。こんな事態にこのところ何回か見舞われています。その原因はソフトの更新というヤツ。それが自動的に始まってしまうのですから、これはもう被害と言ってもいいんじゃないでしょうか。
もちろんソフトによっては、いますぐインストールするか、次の機会にするかを選べることもあります。次にしても構わないのでしょうが、ついつい「更新」ボタンを押してしまいます。なにしろ、いますぐ更新しないと脅威にさらされるという脅し文句がついているのですから。
数日前にはOSのかなり大きな更新に遭遇しました。今回は先に自宅のPCで経験したので、オフィスのPCでは用心して、時間の余裕のあるときに意識的に更新をかけることにしました。しかし、これで安心してはいけません。シャットダウンのボタンにさらに更新マークがついています。これを押して帰宅した翌朝、PCは再び大寝坊を始めて1時間近く目覚めようとはしないのです。
朝から取りかからなければならない仕事があるときは、途方に暮れます。いくら安全のためとは言え、ソフト会社は顧客を上から目線で見ているとしか考えられません。こんな不条理なことがいつまでも続くとは考えられないのですが・・・。〈kimi〉