今朝のことです。始発駅から電車に乗ったので座っておりました。すると途中駅から10年ほどは年上とお見受けする男性が杖をついて乗車して来られました。右の女性はスマホから一時も目を離そうとしません。左のマスクの女性も読書に集中しているそぶり。それではということで席をお譲りしました。これも一種の老老介護でしょうか。善行を積んだなあなどという感慨は微塵も感じませんでした。
何か月か前のことです。帰りのバスに乗っていたら、ご高齢の女性が乗って来られました。すると隣の若い女性がサッと立ち上がって席を譲ろうとしました。ところがご高齢の女性は「すぐに降りますから」と固辞され、どうしても座ろうとしません。そのときです。若い女性はチェッと舌打ちして独り言ちました。「ああ、人助け失敗したあ」