休むことの罪悪感

有能な記者さんのもう一つの顔はアマチュア声楽家で、その歌声を聴いたことはありませんがセミプロ級であるようです。あちらこちらから客演を依頼されるものの、それに応じるには有給休暇をとらなくてはなりません。他の人が働いているときに・・・と、そこに罪悪感を感じるのだそうです。
いまもそのような会社が残っているかもしれませんが、以前は、有給休暇を申請する際の書式に理由を書く欄があったりしました。休暇中に何かあったとき、雇用者としての責任を問われるからと企業側は考えるのでしょう。それも一理ありますが、基本的に休みに何をしようと自由でしょう。もちろんよからぬことをしてはいけませんが。
経営者に有給休暇はありませんが、働き方の自由度は社員より大きいので、いつ休んでも文句を言われる筋合いはありません。しかし、自分自身の一年を振り返ると20日はとても休んでいません。忙しいわけでも勤勉なわけでもなくて、サラリーマン時代の価値観から抜け出せずに、やはり多少の罪悪感を感じてしまうからなのです。

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