不要不急

福井県、石川県、富山県などでは記録的な大雪だそうです。東京でも先週、先々週と雪が降りました。東京の郊外に住んでいるので、車は出せない、タクシーは電話がつながらないという状況で、駅までの2kmほどを歩くとなるとかなりの苦労です。滑べって転倒するリスクもある。
NHKのテレビでは、「不要不急の外出は控えろ」とさかんに呼びかけています。となると、これからオフィスへ行ってしようとしている「仕事」は果たして必要なのか急ぎなのかと、胸に手を置いて考えることになります。
会社員、つまり被雇用者の立場なら、こういうことを考える必要はありません。「不要不急」かどうかに関係なく、フレックスタイムでなければ定時に出勤するのは就業規則に定められた「義務」だからです。有給休暇をとって休むという手もありますが、「アイツには、やらねばならない仕事がないのか」と勘ぐられては面白くありません。NHKの呼びかけは会社員にはほとんど効果を生じないのではないでしょうか。
さて、その雪の日、被雇用者の立場ではない自分にとって、不要不急の仕事があるかどうかという問いの答えは「ない」でした。そこでその日1日休むことにしました。「家で仕事をします」というもっともらしい言い訳をしながら。

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