チームワークのできない人

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日本人はチームワークが得意。その反面、個人主義が根づかないともいわれています。
シュートチャンスなのにパスを出してしまうサッカー日本代表選手などを見ていると、むべなるかな。先のウズベキスタン戦で、柴崎のロングシュートを追っていた岡崎が確実にゴールを決めることができたのに、相手ディフェンスを岡崎がブロックして、柴崎のゴールにしたのもフォア・ザ・チーム。その結果として、柴崎は岡崎に感謝する。他のチームメイトも岡崎に敬意を払うようになる。チームの団結力が強まる。チームが強くなる。そのチームが大きな戦績を挙げれば、その一員としての柴崎にも岡崎にも利益がもたらされる。荒っぽく分析すれば、そのような考え方が日本人に定着しているということでしょう。サッカーチームはそっくり企業に当てはめることができます。
長年外資系、内資系企業で仕事をしてきた経験からチームワークの重要性は理解しているつもりです。しかし、チームワークだけを重視してきたわけでもありません。ときには独断専行もしました。それが成功したことも失敗したこともあります。だからチームを優先すべきか個人プレーを優先すべきか、どちらとも言い切れません。たぶん二者択一ではなく、その中間のどこかに最適解があるのでしょう。
しかし、断言できることが一つだけあります。一人ではできないことがチームならできることもある、ということです。
また、個人プレーしかできない人の多くはとても自己愛が強い、あるいは自分だけの利益を大切にしている、ということも断言はしませんがほぼ確実と考えています。このような人はチームのメンバーから嫌われ疎外されますから、必然的に個人プレーしかできなくなってしまいますが、そのような人がよい仕事をする例も決して少なくありません。
ところが、大きな組織に属していると、自分が組織というチームに属していることを忘れてしまうという現象がときに起こるようです。大組織の寛容さに甘えて、自分で好き勝手に動いているような気になってしまう。しかし所詮は「お釈迦様の手の上」に過ぎません。組織を離れてみれば、自分一人では何もできないことがわかるはずです・・・が、わらない人もいるということを言いたかったのであります。〈kimi〉

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