ときどき朝の半蔵門駅で電車を降りるど派手なお姿のオバチャンを目撃します。お生まれは戦後とお見受けします。厚化粧(都知事の10倍は厚い!)で、目の周囲は長いつけまつげともども真っ黒です。電車のシートからかかとの高いパンプスを履いた足がぶらぶらするほど小柄ながら、濃いめのピンクと黒を基調としたお洋服は極端なミニスカートです。
このオバチャン、どこかでお会いしたことのある方だなあと思いながら、ずっと思い出せませんでした。
先日、近くの蕎麦屋に入ったら、そこにおられました。元気にお客さんから注文をとっていました。ど派手なお姿の上に白い上っ張りを着ておられるから、すっかりお見逸れしてしまったわけです。人を服装で判断してはいけないと申します。これもその一例でしょうか。いや、ちょっと違うな(^○^)。
ゴミと排せつ
いま横浜市の文化センターを利用して開催されているイベントに参加しております。300席のホールや音楽練習室、ギャラリーなどを備えた立派な施設で、駅にほぼ直結しているという足場のよさも抜群。係の人たちも親切です。
しかし、この施設にはゴミ箱が一つもありません。ゴミはすべて持ち帰れ、ということのようです。外部からゴミを持ち込まれるのを防止するためもあるのでしょう。それはそれで理解はするのですが、社会的存在としての人間は何かの活動をすれば必然的にゴミを発生させるものです。生理的存在としての人間は必然的に排せつするもので、それへの対応としてはきれいなトイレが用意されていて、外部からトイレだけを使わせていただくことも可能です。
利用料金を払って使用しているのに、ゴミ処理を拒否するというのは、どうにも合点が行きません。
ビンボウとタボウ
NHKが取材した貧困女子高生に対するバッシングが、国会議員も巻き込んで話題になっています。このNHKのニュースをたまたま見ていました。正直なところ、自分がイメージしている「貧困」よりはマシだなあと感じました。若い女性の貧困と言えば、樋口一葉の生活などを連想してしまいますが、時代は違っているのです。
世の中には、「忙しい、忙しい」と言っている人がたくさんいます。しかし、その忙しさの中身には大差があります。本当に分単位で次から次に仕事をこなさなければならない立場の人もいれば、1週間に800程度の原稿を1本書かなければならないから忙しいと言っている人もいます。忙しさは、その人の価値観によります。「金がない、金がない」と言っている人も同じようなものです。
しかし「貧困」は、そのような個々の感じ方とは別次元の話です。人間貧困指数というのは国や地域ごとに出される指数ですが、個々の世帯に関して現在の一般的な生活水準に照らして、ある閾値以下は貧困であると、誰もが納得出来る指数はないものでしょうか。
キョロキョロおじさん
ときどき朝の電車で一緒になるおじさんがいます。風体から想像するところ、会社を定年退職して、いまは不定期に仕事をしているといった雰囲気です。このおじさんがどうも気になって仕方ありません。なにがって、その挙動がです。
ホームで電車を待っているとき、いまは多くの人がスマホをのぞき込んでいます。わずかな人が本を読んでいる。それ以外の人はおとなしく下を向いたり前を見たりしています。しかしそのおじさんは、団栗眼なのですが、その目玉であちこちを見ます。キョロキョロしています。他人の顔もまじまじと見ます。遠くからも見ます。まことに不躾です。だからときどき目が合います。それがどうにも気に入りません。
人のふり見て我がふり直せと言います。自分はどうしているのかな、と思い返しました。そしたらやっぱりあちこちキョロキョロしていました。おじさんの方も同じように私が気になっているのかもしれません。なにか不気味な関係です(^O^)。
投資をしないなら
三歩歩まず
大丈夫なのかな?
昨日の日曜日、所用があって銀座に出ました。ついでに新しくできた商業ビルを見学してみました。
率直な感想なのですが、同じような商業ビルがあちこちにある中で、本当に採算が取れるのでしょうか。もちろん個々にコンセプトが異なりターゲットも微妙に違うのでしょうが、六本木や渋谷や近くの有楽町にある同様の施設とテナントも客層も大差ないように思えて仕方ありません。
若い消費者はどんどん少なくなります。所得も増えていません。経済は停滞しています。なんとかミクスも短期的な政策に過ぎません。爆買いも終息しました。そういう状況の中で、同じような商業施設を作り続ける勇気に称賛するよりも、ちょっと危険な臭いをかいでしまったのでした。
机に足を
若い頃勤めていた外資系企業では両袖のデスクを使っていました。その両袖から引き出す補助の天板があって、昼休みはその上に両足を乗せて雑誌などを読んで過ごしていました。アメリカ映画に出てくるオフィスでは、社員は平気でそんなことをしていますね。
その後に勤めた日本企業のデスクも両袖でしたが、補助の天板がなかったので直接デスクの上に乗せていました。あるとき、著名な経営コンサルタントの方と雑談していて、「昼休みは机の上に足を乗せて休んでいますよ」と話したら、「それはいけないよ」とたしなめられてしまいました。海外経験の豊富な方でしたから、ちょっと意外でした。内心では、そんなこと問題ないよといまでも思っているのですが、以後そのようなことはしなくなりました。
新幹線の運転士が運転台に足を上げて運転していたそうです。たまたま誰かに写真を撮られたようで、ツイてないとも言えますが、200km以上で走っている新幹線ですから、これはやはりよろしくないと思いますよ。
受けた医療への不満足
昨日、大阪からの帰りの新幹線内で「週刊現代」を読んでいました。このところ連続して日本の医療や製薬会社への批判記事を掲載しているので、関係方面の方々の間では大きな話題になっているようです。
読みながら、このような記事が掲載された雑誌が売れるのは、日本の医療一般に対する不信というよりも、むしろ自分が受けた医療に対する満足度が低い患者さんが多いということを表しているのだろうと思いました。
実際、記事を読みながら、自分が過去に受けた医療と、その後の経過について改めて疑問が湧いてきてしまいました。たしかにミスがあったと思うのですが、それについて主治医を強く追究することはしませんでした。医師からは「ゴメン」と言われました。そしていまも、その医師から年に2回の検査を受けています。