仕分けって難しい

引っ越し準備
ただいまココノッツは来週の引っ越し準備でおおわらわです。夜逃げじゃありませんよ。これまでのオフィスがあまりにも手狭になったので、多少広いところへ移転することにしたのです。床面積は増えるのですが人数も増えるので、一人当たりの面積はかえって狭くなります。効率化と申し上げておきましょう。
移転先はすぐ近くです。近くであっても、荷づくりをしなければなりません。この際、不要な書類や資料を整理しようと考えるは当然です。ところが、その作業には実に莫大なエネルギーを要します。肉体よりも精神のエネルギーの方です。この資料は将来必要になるかな、二度と使わないかな、と一つ一つ判断を繰り返しているうちにクタクタになってしまいます。
1年間一度も使わなかった書類は廃棄!と割り切る方法もあります。しかし、2年目に必要にならないとも限りません。クールな論理ではありますが、合理的とは言えません。工場の5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・躾)のような管理方法は、知的労働にはそのまま適用できない、というのが私の長年の主張です。
若いとき、生まれ育った一戸建てをたたんで公団3DKへ越すことになりました。かなりのダウンサイジングですから、大量の家財を処分しなければなりませんでした。少々悲しい気分で捨てまくりました。処分した物のほとんどは、その後必要となることはありませんでしたが、いまもって「しまったな」と悔やんでいるものがあります。
子どもの頃からのクルマ好きで、1950年代後半以降の内外の自動車のカタログを大量に集めていました。一方、ちょうど引っ越しをするときに夢中になっていたのは釣りでした。釣り具のカタログもまた大量に持っていたのです。さて、どちらを処分すべきか。そのときの私はクルマの方を選びました。蒐集したカタログのような外国高級車やスポーツカーを所有することは一生あり得ないだろうと判断したのです。その判断はまったく正しく、いまに至っても所有しておりません。しかし、カタログを捨ててしまったのは間違いでした。いま持っていたら、「なんでも鑑定団」ものだったかもしれません。釣り具のカタログは引っ越しの5年後にすべて捨ててしまいました。いま、釣りをすることはまったくありません。クルマにも興味を失いましたが、あのカタログにだけは無念さが残ります。
というわけで資料の仕分けには神経をすり減らすのです。もうクタクタ。〈kimi〉

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