移動としての歩行について

この1ヶ月ほど、新幹線で東京と関西を何回か往復しました。車内で本も読みますが、私は車窓からぼんやり外の景色を眺めるが好きです。見慣れた景色ながら、その都度新しい発見もあって、飽きることがありません。
で、昨日のことなんですが、あることに気づきました。道を歩いている人がいないんです。田畑の中を通る田舎道にも、市街地の国道にもクルマはたくさん走っているものの、歩いている人の姿を見かけません。たまに見かけるのは、校庭で野球の練習をしている生徒だったり、河川敷での催しに集まっている地域住民だったり、作業場で働いている人たちだったり、農作業をしているおじさんだったりです。日曜日の午前中ということもあるのでしょうが、人口密度の高い日本でどうしてこんなに歩いている人が少ないのか、とても不思議に思いました。
工場や公園など、一定範囲内での短い移動を除いて、日本人はもうA点からB点への移動には、滅多に歩行という手段を用いなくなってしまったのではないでしょうか。
「いや、私は一駅手前から歩いている」とおっしゃる方も、その目的は移動ではなくて、メタボ解消のためですよね。いずれ人間の歩く機能は退化してしまうのかもしれません。そこで、先回りしてその現象にネーミングしておくことにしました。「廃用性退化」っていかがでしょう。〈kimi〉

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