「田中でございます」

最近、弊社のホームページで公開しているメールアドレスに「田中でございます」とか「佐藤からのご連絡」といった件名のメールがしばしば入って来ます。開いて見ると、ただの広告メールです。「資金調達のご用命は××へ」とか「△△なら電話代が8万円お得」などというタイトルをつけたのでは、開く前に削除されてしまうので、何はともあれメールを開かせようという魂胆なのでしょう。その姑息な作戦につい乗って、開封してしまうのがくやしい。こういう会社は、それだけで信用しないことにしております。
テレマーケティングの電話もたびたびかかってきます。これは、〈電話が掛かってきたら何はさておき受話器をとる〉という、ベルさんによる電話機の発明以来染みついた人類共通の習性を悪用したもので、いったん電話に出てしまうと、切るのに一苦労させられます。まんまと乗せられて聞きたくもない話に無駄な時間をとられるのですから、これも気に入りません。
毎日のようにファックスに入ってくる広告も、弊社のコピー用紙を勝手に使われているわけですから、どう考えても間尺に合いません。
全く無視するのが合理性というものなのですが、1000分の1くらいの確率で有用な情報があるのも事実で、それを逃すのも惜しいような気がします。そのような心理にまたまたつけこむのが、このようなプロモーションなんですねえ。〈kimi〉