京都国立博物館に寄贈されていた刀が坂本龍馬が命を落としたときに持っていたものと証明されたそうです。へえ、と思ったのは、火事に遭って刀の反りがなくなってしまったという話。
ということは、刀匠陸奥守吉行が鍛えた名刀がすっかり焼き鈍し(なまし)されてしまったということ。研ぎ直されているそうですが、切れ味はどうなのでしょう。
もう一つ気になるのは、暗殺現場から刀を回収して遺族に渡した人物の存在です。当時の京都の警察権をどんな組織が持っていたかは知りませんが、現場の後始末は誰かがしなければなりません。誰なんでしょうね。司馬遼太郎も書いていません。