風が吹けば・・・

物事の本質は・・・といった「真っ当な」ご意見もあろうかとは存じますが、このところ面白いのは舛添都知事の一件です。
一番楽めるのはこじつけの言い逃れです。家族旅行を「事務所関係者ら」との会議、クレヨンしんちゃんは児童の保護者から子どもが悪い言葉遣いをまねると相談を受けたので、どのような表現がされているか確認するため、時代小説は江戸時代の風俗研究のため、中国服は書道をするときによくすべって書きやすいため・・・。
「風が吹かば桶屋が儲かる」ということわざのようなものがあります。江戸時代は道が舗装されていませんでしたから、風が吹くと土ぼこりが立って目の中へ入る。すると眼病が流行って視力障害者が増える。目が不自由になるとできる仕事が限られて三味線弾きが増える。当然三味線の需要が増えるから、三味線に張るネコの皮がたくさん必要になる。そこでネコが減るのでネズミが増える。増えたネズミは桶をかじるから桶屋が儲かる。たしかそんな話でした。
どんなものに政治資金を使っても屁理屈はつきそうですね。これからどんなこじつけが出てくるか楽しみになって来ました。