この時期、広報セミナーのスケジュールが少々たて込みます。2時間ほど立ったままでしゃべり続け、終わると名刺交換で1時間。足が棒になります。泊まりがけもあるので時間もとられます。しかし、嫌な仕事ではありません。
講義後の名刺交換というのは、記者会見後のぶらさがり取材と同じようなもので、個別の質問に答える時間でもあります。さまざまな質問を次から次へ受けますが、こちらにとっても、最近の広報事情を知るよい機会になるからです。
多種多様な企業から集まる広報担当者さんのお話を聞いていると、彼らの悩みはちっとも変わらないなあと思う一方で、ずいぶん明るくなったなあとも感じます。一昔前は、会社と社会との板挟みといった悲壮感を漂わせる方が少なからずいましたが、いまはほとんどいません。なぜなんでしょうね。理由はよくわかりません。