投票のセキュリティ

一応都内に住んでいるので、昨日の都議会選挙も投票してきました。自民党が惨敗しましたが、これからの国政はどうなるのでしょう。各紙もそのあたり奥歯に物がはさまったような書き方です。要するに「わからない」ということなんだろうと推測しています。わからないことを「わからない」と書かずに、わかったような表現をするのが日本の新聞の悪い癖です。
それはともかくとして、投票所へ行くたびに不思議に思うことがあります。事前に「投票所入場券」というものが自宅に送られてきます。それを持って行くと、氏名を読み上げられて、「はい」と答える以外に、なんのチェックもなく投票権が交付されます。それでいいんですか?
選挙民はみな顔見知りというような地域はともかく、東京では立会人と面識を持っている人は一部に限られます。身代わり投票をしようと思えば実にたやすい。
たとえば配当を受け取りに、自宅に送られてきた郵便振替通知書を持って郵便局の窓口へ行くと、身分を証明するものの呈示を求められます。政治を左右する投票の方が、金銭の受け取りよりずっとセキュリティが緩やかだということなんです。

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