ありました

teikiire1.jpgありました。見つけました。紛失したと思った定期入れが、自宅のタンスの隙間の奥に挟まっているのを発見しました。
タンスの上のトレーが、自宅での定期入れと財布と時計の定位置となっています(ドロボーさん忘れてください!)。どういうはずみか、そこから定期入れだけが滑り落ちたようです。焦げ茶色の定期入れは、タンスの隙間の奥でまんまと保護色となって身を潜めておりました。
よかったよかった。でもクレジットカード2枚とキャッシュカード2枚、パスモ1枚はそれぞれ紛失届を出してしまったので、再発行まで使えません。しかもそれぞれ1000円前後の再発行料をとられます。大損をまぬかれたのですから、小損は我慢しなければならないとは思うのですが、なんとなくバカバカしくもあります。人間、のど元過ぎればなんとやらですね。〈kimi〉

新聞の占いは・・・

土曜日の昼過ぎ、近くの商店街に出掛けてATMで3万円を降ろしました。記憶があるのはそこまでです。
脳梗塞で記憶障害になったわけではありません。キャッシュカードを入れていた定期入れの存在を意識していたのがそこまでなんです。日曜日は天候不順でしたので、家から一歩も外に出ませんでした。月曜日の今朝になって、出がけに確認したら定期入れがありません。家の中、車の中、あちこち探しましたが見つかりません。
土曜日に拾われたとすれば、すでに連絡があってもよさそうです。それがないということは・・・
免許証や健康保険証は別にしてありましたから無事でした。しかし、クレジット2枚とキャッシュカード2枚が入っていましたので、それぞれ電話して使用停止にしてもらうことにしました。
まずクレジット会社。カードの紛失はよくあることなのでしょう。実にスムーズに処理してくれました。幸い不正利用はなかったようです。
次に銀行です。ホームページにアクセスしましたが、どこに電話したらよいのかさっぱりわかりません。サイト内の検索でも見当違いばかりがヒット(ファールかな?)します。キャッシュカードの紛失を受け付ける電話番号を見つけるまでに15分ほどを要してしまいました。これはとっても不親切です。銀行というところが、いまだにお客様視点で仕事をしていないということを示してもいるようです。
交番で遺失物の届出も済ませました。暇そうに机に向かっていた中年の警官が極めて事務的に処理してくれました。駅にもけました。定期券はパスモであれば再発行可能。磁気カード型の定期券はまるまるの損となることが判明しました。大損失。電器量販店のポインカードはあきらめるほかなさそうです。すいぶん貯まっていたのに・・・
そう言えば朝日新聞土曜日夕刊の占いでは、月曜日は★一つでした。あれって、当たるのかなあ。〈kimi〉

礼!

麻生首相が記者会見の演台に上がるとき、軽く一礼するのにお気づきですか。
プロ野球の選手でバッターボックスに入るときに一礼する人がいます。高校野球では必ず審判に「お願いします」と頭を下げるのが慣習になっているようで、プロになってもその習慣が抜けないのでしょう。柔道家も畳に上るときには必ず一礼します。サッカー選手の場合は、フィールドを出るときに、わざわざ振り返って一礼する姿をよく見かけますが、これは日本選手に限られるようです。戦ったフィールドとサポーターに対する敬意なのでしょう。悪いことではありません
さて、麻生首相ですが、彼は一体何に頭を下げているのでしょう。会見場には国旗が掲げられていることが多いので、国旗に対してだろうと思っていたら、赤い緞帳を背にした解散時の記者会見では、国旗がなくても一礼して演台に上がっていました。こうなると解釈が難しい。スポーツ選手のように記者会見という神聖な勝負の場に対して敬意を表している、とも考えられますが、日頃の首相の言動を拝見している限り、どうもそうではなさそうです。
ある企業経営者は、社員を集めたセレモニーの場で、麻生さん同様、演台に上がるときに深々と一礼をします。演台のバックには国旗ではなく社旗が掲げられています。つまり社旗に頭を下げているわけですが、これって、ちょっと変ではありませんか。社旗って、ロゴマークを刺繍したただの旗です。そこに何か「神聖」っぽい意味づけをしようとしているとしたら、いかにも日本的な風景と言えます。
首相が一礼すべきは国民に対してであって、経営者が一礼すべきは業績を支えている社員に対してではないか。私は、そう思うのですがね。〈kimi〉

京都にて

7月16日(木)から4日間ほど京都に行って来ました。大学院でコーポレート・コミュニケーションを講じておられる特任教授のご案内で、関西系大手電機会社OBでブランド管理の専門家氏、京都に本社のある制御機器・医療機器企業の女性CC部長さん、地元の女性イラストレーターさん等々の皆さまと親しく意見交換をしてまいりました。
と書くと、いかにも出張して仕事をしてきたようですが、真実は休暇をとって祇園祭の見物に行ってきたのであります。
南観音山
山鉾巡行の前日、山鉾の上のコンチキチンと鐘や太鼓でお囃子を演奏する場所に登らせてもらいました(南観音山)。こんなに高い。
宵山
午前1時、祇園の花街を行く日和神楽。長刀鉾(なぎなたぼこ)の町内だけが別格扱いで、宵山(前夜祭)に八坂神社へ神楽を奉納することができることになっています。その帰りに祇園などをコンチキチンと神楽を奏しながら巡ります。今回の京都行きの目当ては実はこれでした。日和神楽を迎えに舞妓さんや藝妓さんたちがお茶屋の前に勢揃いするのを逆に見物しようというわけ。個人情報保護のため、きれいどころの写真は公開いたしません。
辻回し
山鉾巡行の日。菊水鉾が室町通から四条通へ出るために方向転換(辻回し)しています。
神幸祭
祇園祭と言えば山鉾巡行ですが、実は7月いっぱい様々な行事が続く長い長い祭なんだそうです。これは巡行の日の夕方、八坂神社から三基の御輿が繰り出す神幸祭。御輿が出てくるのを2時間立ちっぱなしで待っていました。すごい迫力。いまどき、よくもこんなに若い衆(白髪頭も混じっていますが)が集まるものです。京都と言えば、女性と学生と年寄りの街のようなイメージがありますが、結構粋で荒々しい面もあるんですね。
2日間ずいぶん歩きました。お蔭でよい足腰のトレーニングになりました。休暇中、お電話やメールをくださった方、ごめんなさい。〈kimi〉

色白は百難隠す

土曜日は、秋から兼任講師をする予定のビジネススクールで、学生たちのプレゼンテーションを講評する役目を仰せつかりました。
アナリスト・機関投資家向けの会社説明会用のプレゼンをつくって発表せよ、というのが課題です。この日は90分間に4組が発表し、それぞれ質疑を行ったので、講評に使えた時間はわずか10分間ほど。十分にお話できず残念でしたが、その分は秋からじっくり時間をかけてやるつもりです。
その学生たちのプレゼンの中に、すばらしく美しいパワーポイントスライドがありました。多くの日本企業の会社・決算説明会の資料を見て来ましたが、これほどの水準のものは目にしたことがありません。世界で最初にIRを始めた企業とも言われるGEのソフィスティケートされたスライド資料を、ビジュアル面では凌ぐのではないか、とさえ思いました。
「この資料の仕上げをした人は誰ですか?」
と教室を見回したら、隅の方にいた太目の男性がオズオズと手を挙げました。
「デザインの勉強をしたことがあるのですか?」
「デザイン会社を経営しております」
な~んだ、そういうことか。これが社会人が学ぶビジネススクールの面白いところなんでしょう。
色白は百難隠すなどと言いますが、美しいスライドは内容の問題点をカバーする効用があります。講師がこんなことを言ってはいけませんが、このグループの発表にはつい甘めの評価をしてしまいました。
秋からの講義に私が使うスライドも、もう少しブラッシュアップしなければならないなあ。少々プレッシャーも感じてしまいました。やれやれ。〈kimi〉

身のほどを知れ

私たちのような仕事をしていると、メディアに対して批判めいたことは書きにくいのですが、そんなことばかり気にしていたら、言いたいことも言えません。と、そんなマクラで今日は書き始めることにしました。
NHKの看板番組である大河ドラマと朝の連続テレビ小説の評判がよろしくありません。ネットでは、「よろしくない」なんてものではなくて、最悪です。
大河ドラマの出だしは好調に思えました。子役がうまかったためかもしれません。その加藤清史郎クンが、イケメンの妻夫木聡クンにバトンタッチしたあたりから、なんか変だよなあと違和感を覚え始めました。とうとう我慢ができなくなって視聴をやめたのは、5月になってから。私はかなり辛抱強いんです。
何に我慢できなくなったかと言えば、ネットに山のように書かれている要因とまったく同じ。脚本がなっとらんね。
連続テレビ小説の方は放送時間の関係で見る機会は少ないのですが、家を出るのが遅くなったときなどに、ヒゲを剃りながら音声だけを聞いていることがあって、この番組に対するネット上の批判もよくわかる。
「身のほどを知れ」という言葉があります。自分はどういう人間か、自分の会社はどういう会社か、といったことを冷静に把握することはとっても大切なことです。同時に、そこから何を目指すべきかというビジョンを描く必要がある。ある本に、経営者はリアリズムと理想主義が必要だと書いてありましたが、まったくその通りだと思います。
NHKに話を戻すと、あの会社はインテリジェンスは高いがトレンドに乗ることが下手。最新のファッションを頭で理解して、それについて述べることはできても、そのファッションを自分の身につけることはできない。無理してやっても「なんか変」ということになる。そんな真面目で野暮くさい優等生がどこのクラスにもいたじゃないですか。これがNHKの企業風土、企業文化というものです。
優等生って、なんだかんだと陰口は叩かれるものの、クラスでは一目置かれる存在だったはず。他人が真似しようにも優等生には容易になれない。NHKにはすぐれたドキュメンタリー番組や「ハゲタカ」のようなドラマを制作する能力があります。その強みをもっともっと活かすことを考えるべきで、夢にもトレンディドラマを作ろうなどと考えてはいけません。できないことをしてはいけません。民放の真似をすることはないんです。隣の芝生が美しく見えても、自分の庭にはもっと美しい花が咲いているんです。
これは決して他人事ではありません。私たちも十分自戒する必要があると思っています。
先日、NHKの力の入ったスペシャル番組を見ていたら、司会者が上着のボタンを二つとも留めていました。もちろん二つボタンのジャケットです。いかにも優等生のやりそうなことですね。〈kimi〉

波平の年齢で考えたこと

最近読んだ本によると、「サザエさん」の波平は54歳なのだそう。今の私の周りのこの年代の人と比べると、10歳は上に見える。さらに調べてみたところ、フネは原作で48歳、これは黒木瞳や川島なお美とほぼ同い年だ。
サザエさんが最初に書かれたことにくらべ、今の人たちの見た目が若くなっているのは豊かな食生活により栄養状態もよくなったことや、生活に余裕ができ、美容やおしゃれにお金や時間を使えるようになったためだろう。
当時の定年はおそらく55歳だっただろうから、波平は定年間近ということだろうが、今の54歳というのは、日本企業の中では、ようやく人間が練れてきて貫録もついてきて本当の大人と認められたというような年齢ではないだろうか?定年で思い出したが、私が以前勤めていたある日本の会社で、社史を読んでいたところ、昭和40年代頃だったと思うが、「女性の定年が30歳から35歳に引き上げられる」という出来事が載っていた。「これより前だったら、もうクビだよ!」と騒いで失笑を買ったが、男女雇用機会均等法後に就職した私にとってはちょっとしたショックであった。
「均等法なんて建前だけで内実は違うじゃないか」と思っていたが、就業規則で有無を言わさず退職させられることに比べればなんという進歩だろう。
よく昔に比べて人間が堕落した、社会が悪くなっているとか、昔は良かったという人がいるし、そう思う気持ちもよくわかるようになったが、人々が若々しく元気で働くことができ、たくさんの選択肢を持つことができるのは基本的には良いことだと思う。そのことによって生じている問題、たとえば高齢化や少子化などは深刻に考える必要はあるが、少なくとも私はサザエさんのころに戻りたくはないと思う。
不景気で暗いニュースも多く、ともすると後ろ向きに考えがちになってしまう今日この頃だが、波平の年齢の話で進歩が実感できたおかげで、未来を少しだけ楽観的に見れるような気がした。<Fuji>

ホテル出勤

私ごとではありますが、自宅の給器がぶっ壊れました。日曜日にもかかわらずメンテナンス技術者がすぐに駆けつけてくれました。これはガスを使っているメリットの一つかもしれません。ガス漏れはとても危険なので、24時間対応しているのでしょう。
そこまではスムーズにことが運んだのですが、給湯器を開けてみたら、釜にヒビが入っているので交換する必要があるということがわかりました。
「その部品はいつ入るの?」
「今日は日曜日だから発注できないんですよ。明日発注して、早くて明後日ですね」
というわけで、わが家では風呂に入れないことになってしまいました。
たまには冷水シャワーもオツなものだろうと試してみましたが、水を出した瞬間、これは無理と観念しました。昨日は、とくに珍しく気温が低目だったのです。とても江ノ島海岸海の家のシャワーのようなわけには行きません。こちらもだんだん何とかの冷や水に近づいてもおりますし・・・。
対応策は限られます。①近くの親類に湯を借りに行く、②スーパー銭湯へ行く、③ホテルに避難する・・・。
もろもろ考えた末、カミさんは②を、私は③を選択しました。
そんなわけで、今日はオフィスの近くのビジネスホテルから出勤しました。通勤電車がないというのは楽ですね。今晩もう一泊する予定。さて夕飯はどこでとろうかなあ、と先ほどからそればかり考えております。〈kimi〉

20日間のご無沙汰でした

とうとうお叱りのメールをいただいてしまいました。20日もブログに書き込みがない、どうかしてしまったのか、とのご指摘です。
いや、誠に申し訳ありません。このブログを楽しみにしてくださっている方がおられるということに、驚くと同時に感謝いたします。実にありがたいことですが、責任も感じます。そこで20日もサボっていた言い訳を書こうと、電車の中でいろいろ考えました。
忙しかったので・・・。これはよくある言い訳です。仕事が忙しいなら仕方がない、と相手をしぶしぶ納得させようという魂胆です。しかし、朝から晩まで奴隷のように働かされるということは、現代のビジネスシーンではほんどありません。要するに、その仕事のプライオリティを下げておりました、ということでしょう。大した仕事じゃない、とタカをくくっていたと白状していることになります。これはマズイ。
うっかり忘れていた・・・。これは事実に反します。たしかにブログのことを失念していた時間がほとんどですが、ときどき「書かなくちゃなあ」と思い出してはいたのです。私の長かったサラリーマン時代の経験によれば、「忘れていた」と言い訳する人は、その仕事をしたくないか、その仕事をする能力がないか、そのどちらかでした。これもちょっとマズイ。
文章を書く意欲が湧かなかった・・・。これはいくらか事実に近い言い訳です。このところ文章を書く仕事が多かったのです。ほかでたくさん書いていると、ブログを書く意欲が湧かなくなるのです。乏しい才能がそちらでほとんど消費されてしまうせいなんでしょうね。もっとも私の書くブログは文章が多すぎるようです。書けないときは、写真でごまかす。ショコタンのブログだって眞鍋かをりのブログだって、写真中心です。この手を使わない手はありません。でも、写真を撮るにもまた別のエネルギーが必要だしなあ・・・。
書くネタがなかった・・・。いくら考えてもネタが思い浮かばないということがあります。これにも波があって、どんどんネタが浮かぶこともあれば、全く浮かばないこともある。心の余裕と関係があるのかもしれません。
こんなところが言い訳のレパートリーですが、実際は怠けていただけです。しかし、このブログは私だけで書いているのではありません。ときどき弊社のスタッフが書いております。私が書かないときは、別の人間が書けばよいのですが、その問題を追求することは企業秘密にふれることになるので、ここではやめときます。〈kimi〉

1分のおまけ

ココノッツのオフィスは、半蔵門線の半蔵門駅の3番出口から出るとすぐなのですが、初めての方が、他の出口から出てしまって迷子になる事故が多発しております。
半蔵門駅には4つの出口があります。永田町寄りの1番・2番出口は新宿通りの南側にあって、地上に出ると顔が東向きになります。3番出口は新宿通りの北側に位置して、西向きです。4番は閉鎖中で、九下寄りの5番は東向きです。それぞれ地上に出たときの方角が異なり、そこから他の出口を確認することができません。地図を頭に入れておいても、自分の位置を認識するのがとても難しい。
また、弊社にいらっしゃるお客様には、「常識」の裏を読むことを信条としておられるへそ曲がりや、他人の話を容易に信用しない修練を積んでおられる方が多く(いえ、これを読んでおられるあなた様では決してございません)、口を酸っぱくして「3番、3番」とお教えしているにもかかわらず、悠然と忠告を無視なさることが多いのです。
かくして迷子が続出することになる、ということが1年余にわたる研究の結果、判明したのであります。
その3番出口から弊社まで徒歩1分と地図に表示しております。ここだけの話ですが、これは「不動産の表示に関する公正競争規約」に実は反しております。3番出口から弊社まで地図上で計測すると91m。規約によれば「80メートルにつき1分を要するものとし、1分未満の端数が生じたときは、1分として算出する」とされています。これに準拠すると本当は2分が正しい。誠に申し訳ない次第ではありますが、弊社は不動産屋ではありませんので、11mの余分をお許しいただきたい。因みに、有楽町線麹町駅から3分と書いてあるのも、4分が正しい。それぞれ1分ずつ誤魔化して、いやオマケをいただいております。〈kimi〉