お茶もしくはミネラルウオーターに関する一考察

P1020554今日はだいぶ暖かくなりました。こういう日にお得意先にうかがうと、お茶が出てくるかな出てこないかなと少々気になります。今日は出て来ませんでした。
外資系の会社から国内の会社に転職して驚いたことの一つにこのお茶出しがあります。外資系では、役員への来訪者以外にはお茶も水も出しませんでした。そもそも客に湯茶を出すという発想自体がありませんでした。ところが日本の会社では必ず出す。それも女子社員がおずおずと運んでくる。それに驚いていたら、管理職者同士が打ち合わせをしている席にもお茶が運ばれてきてさらに驚かされました。さすがにいまではやっていないでしょうけれども。
大雑把には外資系では出ない日本の会社では出るという傾向が認められますが、必ずしもそうとも言えません。外資でも必ずペットボトルのお茶やミネラルウオーターを出してくださる会社もあるし、日本の会社でもまったく出てこない会社もあります。資本の違いよりもその会社の文化の違いと考えた方がよいのかもしれません。ひょっとしたら訪問した私たちを評価した上で出す価値があるかないかを決めておられるのかも・・・恐ろしや。

その価値はどこから?

_DSC3949_2製薬会社や医療機器会社のほかにも医療関連の企業はたくさん存在します。その多くは製薬会社や医療機器会社や行政や保険者等に対して製品やサービスを提供するもので、患者さんや一般社会からの距離がさらに遠くなるのが特徴です。しかし、これらの企業が生み出す価値の源泉が患者さんや健康診断を受ける一般市民であることには変りがありません。言い換えれば、国民が払っている健康保険料や自己負担している医療費や検査料、税金などが回り回って、それら医療関連企業の売上や利益になっているわけです。そこのところをお忘れにならないよう、くれぐれもお願いしておきます。
(写真は本文と関係ありません)

□と✓の共存に関する考察

お役所と仕事をするとほんとにストレスを感じます。いろいろ不都合なこともありそうなのでそれ以上書くのはやめておきますが、本日は助成申請のために某省の出先機関へ出向きました。2回目です。前回は書類の不備、記載の誤り、書類と書類の整合など重箱の隅をあれこれチェックされました。そこで書類を修正しての再挑戦です。
今日の担当は前回とは別の方。「前はあの方でしたが・・・」と暇そうにしている前回の方を指すと、〈私じゃダメだと言うのかあ~ アン?〉というわけではないでしょうが、「(私で)構いません」と冷たい返事が返ってきました。
書類を改めて舐めるように点検された本日の担当氏は、前回の担当氏から指摘されたにもかかわらずそのままにしてあった個所は素通りして、別の個所について鋭い指摘を連発されました。同じ担当でも関心を持つポイントは違うようで、人間がやることだものなあと、それはそれで理解できないことではありません。
驚いたのは別のことです。書類のフォーマットはwordで提供されていました。□ の部分に✓をつける個所があったのでPCで✓を入れました。□ は消えて✓だけが記入されていました。それを発見した担当者氏は、「あっ、□ がない」とつぶやき、おもむろに✓の回りにボールペンで □ を書き込んだのでありました。
ちなみに、多くのIMEで「ちぇっく」と入力して転換すれば☑が、またwordでは✓の部分を「囲み線」にすればめでたく□の中に✓が収まることを会社の戻ってから知りました。

Facebookというものは・・・

FACEBOOK 2Facebookが広報にどれだけ役立つのか、という議論はさておき(実はよくわからない^^;)、
そもそもFacebookを始めたのは仕事に役立てようという意図からでした。
現在の自分のニュースフィードを見ると、明らかにいくつかのテーマに分かれます。仕事に関連するものとしては医療の情報。医療ジャーナリストなどの「友達」からの書き込みやシェアされた情報が表示されます。ビジネスやIRの情報も少し。他からは入手できない情報が手に入ったりもしますので、そういう意味では仕事に役立っていると言えます。
しかし、圧倒的に多いのは私的な、あるいは趣味に関連する情報で、これがどんどん自己増殖を続けております。どれもこれもしょうもない情報ばかりで、少々しんどくなってきてしまいました。自業自得と言えばそれまでですが、これがFacebookというものなのかもしれませんね。

人助けはむずかしい?

今朝のことです。始発駅から電車に乗ったので座っておりました。すると途中駅から10年ほどは年上とお見受けする男性が杖をついて乗車して来られました。右の女性はスマホから一時も目を離そうとしません。左のマスクの女性も読書に集中しているそぶり。それではということで席をお譲りしました。これも一種の老老介護でしょうか。善行を積んだなあなどという感慨は微塵も感じませんでした。
何か月か前のことです。帰りのバスに乗っていたら、ご高齢の女性が乗って来られました。すると隣の若い女性がサッと立ち上がって席を譲ろうとしました。ところがご高齢の女性は「すぐに降りますから」と固辞され、どうしても座ろうとしません。そのときです。若い女性はチェッと舌打ちして独り言ちました。「ああ、人助け失敗したあ」

ここで「宣伝」するなよ!

セミナーやパネルディスカッションなどに現役の企業の方が招かれることがあります。実際の経験に即したお話は他の企業にとって大いに参考になります。
そこで期待して聞き始めると、「では初めに当社の宣伝をさせていただきます」という前口上のもとに、自社の沿革、売上高、利益高、従業員数、拠点の所在地、主要製品などのパワーポイントが何ページも続くことがあります。ときには企業CMなどを流す方もおられます。はっきり申し上げますが、やめていただきたい。ときには受講料を払って参加していることもあります。貴重な仕事の時間を割いて参加しています。そこで聞きたくもない「宣伝」を聞かされるいわれはありません。
もちろん従業員の福利厚生がテーマなら従業員数のご紹介は必要です。ROE経営がテーマなら売上と利益の推移を示していただかなくては理解ができません。しかし、話のテーマと関係のない「宣伝」は無用です。
会社を代表して話すのだから会社の宣伝をしないと叱られると思うのか、せっかくの機会だから会社の認知率向上に寄与しようという健気な気持をお持ちなのか・・・。それも理解できないわけではありませんが、間違っております。自分が何のために登壇しているのか、主催者から何を期待されているのか、オーディエンスは何を知りたいのか・・・そのようなことをしっかり認識していないようでは企業人としてまだまだ甘い、と申し上げておきましょう。

頭がボー!

当たり前のことですが、仕事には波というものがあります。会社の波と個人の波は周期が多少異なるようで、好不調の波もあれば仕事量の波もある。会社の方は仕事量が多ければたいていは好調で、少なければ不調と比較的単純ですが、個人の場合はそうは行きません。仕事量が多すぎても疲れて不調に陥ることがありますし、仕事が少ないのも決して楽しいものではありません。
実は先週まで仕事が多くてくたびれました。企画提案はチームワークでつくり上げますが、それに加えて単行本の校正と修正。雑誌向けの原稿書きとその校正、さらに加筆。もう一つ別の定期執筆している原稿も重なりました。集中力には多少の自信がありますが、3時間ほどで頭がボーっとなって長くは続きません。徹夜仕事をするような体力気力は何年も前から失っております。
そんなこんなでこの週末も家に籠もって原稿を書くハメになってしまいました。それらの仕事も昨日でヤマを越え、そうなると今日はまた別の意味で頭がボーっとなっております。

番号盗まれました

P1020551_2昨日の日経新聞朝刊に、クレジットカードの安全対策を強化するためにカード情報を加盟店に残さない仕組みをつくるという記事が出ていました。
偶然ですが先週の金曜日、クレジット会社から突然電話がありました。怪しい使用履歴が見つかったとのこと。2日前にファッション通販サイトで20万円余の買い物をしてすぐに解約、また本日買い物をしていますが…という確認でした。若い人向け人気ブランド通販サイトなどで買い物をするわけもなく、即座に否認しましたが、どこかで私のクレジット番号が盗まれたようです。どこで? わかりません。日経の記事によると、大規模なカード情報の流出はすべて加盟店側で発生しているとのこと。ネット通販は便利にいろいろ使っていますので、盗まれる機会はたくさんありそうです。犯罪は思いのほか身近であることを思い知らされました。
それにしてもクレジット会社のモニター力はすばらしいですね。それに頼り過ぎてもいけないのでしょうが。

今日は運転見合わせだって

先おととい、毎朝6時55分に必ず品川駅に京浜急行が入線すると書いたら、今日は停電で横浜―金沢文庫駅間の上下線で始発から運転を見合わせたとのこと。ほめるとこうなるんですね。
しかし毎朝毎朝、どこかの通勤電車が事故や故障で遅れています。以前はこれほどではなかったような気がするのですが、どうなんでしょうか。
国土交通省の資料には、以下のように書いてありました。
・平日の2/3以上の日で遅延が発生している路線が、全51路線中16路線(約30%)ある。
・これらの慢性的な遅延は、3事業者(JR東日本、東京メトロ、東京都交通局)に集中している。
・東京メトロ、東京都交通局で遅延が慢性化している路線は、郊外から直通運転を実施している路線であり、相互直通運転により遅延が拡大していることがうかがえる。
(遅延対策ワーキング・グループ報告資料より)
実感の通り、遅れは日常化していることがデータでも示されているようです。

うそつきメール

小さいながらも会社をやっていると、訪問、電話、メールなどで種々の売り込みを毎日のように受けます。飛び込み営業にはご苦労様なことだなあと一定の敬意を表しますが、そのほかはどうも安易であるような気がしてなりません。とくに初めて電話をかけて来たのに「いつもお世話になっています」と紋切り型の挨拶をするのが気に入りません。そう言われたら「あなたにはなんにもお世話したことがありませんが?」と切り返すことにしております。
最近気に入らないのはスパムメールまがいの勧誘メールです。昨日届いたメールを以下に公開してしまいましょう。
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件名:先日の御礼
株式会社ココノッツ
代表取締役社長様
お世話になっております。
○○○の○○でございます。
先日はお電話にてご対応頂きまして誠にありがとうございました。
お電話にてご紹介させて頂きました
キュレーション対策について改めてご連絡させて頂きます。
対策内容としては、
弊社にて貴社特設記事(会社・商品・サービスなど)を制作させていただき、
人気のメディアでのサイト内検索で
記事が1ページ目にランクインするように対策を実施し
集客する今までにない新しい集客サービスです。
(中略)
ご検討の程何卒宜しくお願い致します。
(以下略)
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まともな文面のようにも見えますが、
>先日はお電話にてご対応頂きまして誠にありがとうございました。
>お電話にてご紹介させて頂きました
>キュレーション対策について改めてご連絡させて頂きます。
というのはでまかせです。先日のお礼など言われる覚えもありません。
こういう“引っかけ”を試みるような業者に依頼しようという会社があったら、その会社こそインチキではないでしょうか。