頭がボー!

当たり前のことですが、仕事には波というものがあります。会社の波と個人の波は周期が多少異なるようで、好不調の波もあれば仕事量の波もある。会社の方は仕事量が多ければたいていは好調で、少なければ不調と比較的単純ですが、個人の場合はそうは行きません。仕事量が多すぎても疲れて不調に陥ることがありますし、仕事が少ないのも決して楽しいものではありません。
実は先週まで仕事が多くてくたびれました。企画提案はチームワークでつくり上げますが、それに加えて単行本の校正と修正。雑誌向けの原稿書きとその校正、さらに加筆。もう一つ別の定期執筆している原稿も重なりました。集中力には多少の自信がありますが、3時間ほどで頭がボーっとなって長くは続きません。徹夜仕事をするような体力気力は何年も前から失っております。
そんなこんなでこの週末も家に籠もって原稿を書くハメになってしまいました。それらの仕事も昨日でヤマを越え、そうなると今日はまた別の意味で頭がボーっとなっております。

番号盗まれました

P1020551_2昨日の日経新聞朝刊に、クレジットカードの安全対策を強化するためにカード情報を加盟店に残さない仕組みをつくるという記事が出ていました。
偶然ですが先週の金曜日、クレジット会社から突然電話がありました。怪しい使用履歴が見つかったとのこと。2日前にファッション通販サイトで20万円余の買い物をしてすぐに解約、また本日買い物をしていますが…という確認でした。若い人向け人気ブランド通販サイトなどで買い物をするわけもなく、即座に否認しましたが、どこかで私のクレジット番号が盗まれたようです。どこで? わかりません。日経の記事によると、大規模なカード情報の流出はすべて加盟店側で発生しているとのこと。ネット通販は便利にいろいろ使っていますので、盗まれる機会はたくさんありそうです。犯罪は思いのほか身近であることを思い知らされました。
それにしてもクレジット会社のモニター力はすばらしいですね。それに頼り過ぎてもいけないのでしょうが。

今日は運転見合わせだって

先おととい、毎朝6時55分に必ず品川駅に京浜急行が入線すると書いたら、今日は停電で横浜―金沢文庫駅間の上下線で始発から運転を見合わせたとのこと。ほめるとこうなるんですね。
しかし毎朝毎朝、どこかの通勤電車が事故や故障で遅れています。以前はこれほどではなかったような気がするのですが、どうなんでしょうか。
国土交通省の資料には、以下のように書いてありました。
・平日の2/3以上の日で遅延が発生している路線が、全51路線中16路線(約30%)ある。
・これらの慢性的な遅延は、3事業者(JR東日本、東京メトロ、東京都交通局)に集中している。
・東京メトロ、東京都交通局で遅延が慢性化している路線は、郊外から直通運転を実施している路線であり、相互直通運転により遅延が拡大していることがうかがえる。
(遅延対策ワーキング・グループ報告資料より)
実感の通り、遅れは日常化していることがデータでも示されているようです。

やっかいなこと

これまであまり広報活動をしてこなかった会社や団体から、記者発表をしたいので手伝ってほしいというお話をいただくことがあります。ご経験がないのですから、一つひとつお教えして行きます。それは私たちの仕事そのものですから、ご遠慮なくなんでも聞いていただきたい。なんでもアドバイスいたします。
しかし、やっかいなことがあります。それは、発表してやるのだから記者は黙って記事を書けと、そこまで極端な方にはいまのところお目にかかってはおりませんが、少々その気配を感じることがあります。記者発表しても、報道するかどうかはメディアの自由であるという基本をご理解いただくのはとても難しいことなのです。

うそつきメール

小さいながらも会社をやっていると、訪問、電話、メールなどで種々の売り込みを毎日のように受けます。飛び込み営業にはご苦労様なことだなあと一定の敬意を表しますが、そのほかはどうも安易であるような気がしてなりません。とくに初めて電話をかけて来たのに「いつもお世話になっています」と紋切り型の挨拶をするのが気に入りません。そう言われたら「あなたにはなんにもお世話したことがありませんが?」と切り返すことにしております。
最近気に入らないのはスパムメールまがいの勧誘メールです。昨日届いたメールを以下に公開してしまいましょう。
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件名:先日の御礼
株式会社ココノッツ
代表取締役社長様
お世話になっております。
○○○の○○でございます。
先日はお電話にてご対応頂きまして誠にありがとうございました。
お電話にてご紹介させて頂きました
キュレーション対策について改めてご連絡させて頂きます。
対策内容としては、
弊社にて貴社特設記事(会社・商品・サービスなど)を制作させていただき、
人気のメディアでのサイト内検索で
記事が1ページ目にランクインするように対策を実施し
集客する今までにない新しい集客サービスです。
(中略)
ご検討の程何卒宜しくお願い致します。
(以下略)
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まともな文面のようにも見えますが、
>先日はお電話にてご対応頂きまして誠にありがとうございました。
>お電話にてご紹介させて頂きました
>キュレーション対策について改めてご連絡させて頂きます。
というのはでまかせです。先日のお礼など言われる覚えもありません。
こういう“引っかけ”を試みるような業者に依頼しようという会社があったら、その会社こそインチキではないでしょうか。

6:55AM

Sinagawa3ここ何年か、NHKを見ています。毎朝チャンネルを合わせている番組のことです。以前はフジテレビでした。いまは知りませんが、その頃はちょうど食卓に向かってテレビを見る時間帯に長々とエンタメ情報をやるのでやめてしまいました。エンタメが嫌いというわけではありませんが、政治や社会のニュースを見なくては広報の仕事上都合が悪かったというわけです。
いや、書きたかったのは各局の比較ではありません。そのNHK「おはよう日本」の6時55分を楽しみにしているという話です。その時間はローカルに切り替わり、JR東日本の女性社員が画面左下の四角の中に現れて「JR各線は平常通り運転しています」と告げるのですが、大きな画面の方は御殿山あたりから品川駅構内を俯瞰する画像です。そこに毎朝必ず京浜急行の電車が右方向から入ってくるのです。日本の電車ダイヤの正確性は有名ですが、交通情報の何秒かの間に毎日ぴったり入線して来る素晴らしさに毎朝感動しているのであります。

お作法

IMG_1867アポイントまで時間があったので、途中下車して古いカフェで時間調整することにしました。軽い朝食はとっていたのですが、「名物」という500円のモーニングセットを注文しました。「卵は半熟にしますか?」と聞かれたので、はいと答えたのですが・・・。
まず、突き当たったのは剥いた卵のカラをどこに捨てるかという問題。迷った末に小さなトレー上に捨てることにしました。次に迷ったのは、半熟にもいろいろあるという大問題。白身の堅さは店によってマチマチです。見れば卵用のスプーンもついている。これはやわらかいぞと推定して、慎重にカラを剥き始めたのですが、これが意外にも堅い。これならスプーンは必要あるまいと、齧りついたのが大失敗です。中の黄身はとろとろで、テーブルの上と下にこぼれ落ちてしまいました。
失敗の要因はこの店のお作法に疎かったことにあります。お作法に慣れている常連さんなら、半熟の堅さも十分ご存じのはず。
これは私たちが新しいお客様の仕事をするときと似ています。お客様にとっては当たり前のお作法でも、私どものにはうかがい知れないことがしばしばです。だからと言って、「こちら様のお作法はどのようなものでしょうか」といちいち問うわけにもまいりません。いくつかの失敗を重ねながら、少しずつお作法を学ばねばならないのがつらいところです。

Abita

ドイツ在住の日本人Hara ShokoさんとPaul Brennerさんが制作したFukushimaをテーマにしたショートアニメ。ブラジルで開かれた原子力がテーマの映画祭、「International Uranium Film Festival 2013」ではベストアニメーション賞を受賞したそうです。そのほかいくつかの国際賞を受賞したにもかかわらず日本ではほとんど報道されていないそうです。2年以上前のことなので、すでにご存じの方も多いのでしょうが、Facebookの「友達」から教えていただいて昨日初めて知りました。

命短し売上こそ命

ヘルスケア関係の業界ではここ数年何かと社会的な問題が起こっています。さまざまな企業とお付き合いをしていると、「なるほどなあ」と思うことがあります。
不祥事のほぼすべては「売上こそわが命」といった企業風土から生まれていることは間違いありません。営利企業である以上、売上と利益にこだわるのは当然です。しかし、それだけでは社会とのよい関係を維持継続させることはできません。
ところが、一部の企業では売上に責任を持たされているマーケティング部門の力が極めて強く、企業全体をマネジメントすべき経営の力が弱いように見えます。ときとして、経営者自身がマーケティング部長と化していたりもします。そういう企業に、クライシスの芽が育っているように思えてなりません。

社長とお天道さま

どこの会社でも社長はエラい。エラいから、社長のおっしゃることは「絶対」である。だから社員は必死になって社長命令に従おうとする。
これは日本に限らず万国共通のようです。そうでなければガバナンスに問題が生じます。それは確かではありますが、社長が「お天道さまの運行を止めろ」とおっしゃったとしても、それはできない相談であります。かわいそうなのは、社長とお天道さまの板挟みになった社員です。
その社員のお気持は重々理解できるのではありますが、お天道さまでなくても、できないものはできないのであります。というような事例がこのところ続いております。