「ココランチ」公開

この5月に開業1周年を迎えたのを記念して、何かやろうよ、ということになりました。あれこれ考えた末、オフィスのある半蔵門・麹町界隈のランチのお店を紹介することにしました。少々手間取ってしまいましたが、今日、ようやく公開することができました。トップページの左サイドのバナーからお入りください。
半蔵門で仕事を始めた当初は、「これは、というお店があんまりないなあ」という印象でしたが、だんだん街を知るほどに、特色あるお店があちこちに隠れていることがわかってきました。
このあたりの特徴としては、イタリアンが多いこと、回転寿司が絶無であること、老舗が少なく新しいお店が多いこと、しかし、チェーン店は少ないこと、などが挙げられます。
イタリアンが多いのは、外資系企業が多いことが背景にあると思います。ガイジンとその秘書みたいな組み合わせがイタ飯屋では目立ちます。働く女性の多い地域であることも理由の一つでしょう。
立ち食いソバ屋が繁昌しているのに、なぜ回転寿司はないのでしょう。地価が高いので、一定の店舗面積を要求される回転寿司は採算がとれないのかもしれません。なくてもとくに問題はありませんが・・・。
江戸時代、この近辺は武家屋敷でした。番町は幕府を守る武士たちの屋敷が連なっていたところです。そのような場所に繁華街は成立しません。旧住宅公団の団地のようなもので、民間が勝手に蕎麦屋や寿司屋を開店するわけには行かなかったでしょう。老舗が少ないのは、そのためだろうと推測します。江戸城に近すぎるんです。老舗と呼ばれるような店は浅草とか日本橋とか、町人の街に残っていますものね。
チェーン店が少ないのは、大きなビルが少ないからです。最近建設されたビルの地下に行くと、どこもここも同じようなチェーン店ばかりが並んでいます。面白くないですね。そこへ行くと半蔵門・麹町は路面店が多く、個人営業のお店が多いんです。それだけバラエティに富んでいます。
というわけで「ココランチ」、ぜひご利用ください。コメントも歓迎です。〈kimi〉

PCでテレビ

私事で恐縮ですが、夏季休業中に自宅のPCでテレビが見られるように改良を施しました。書斎には小型のアナログテレビといまや貴重なVHSデッキがありますが、部屋の片付けをした際に、本棚の裏を這わせていたアンテナケーブルがはずれてしまったようで、見られなくなってしまいました。それならPCで見られるようにしよう、と思い立ったわけです。
自宅のPCは(オフィスのPCも同様ですが)自分で組み立てたものなので、改造はお手のものです。秋葉原で地デジとBSが見られるチューナーカードと新しいビデオカードを買って来ました。計3万円余り。液晶テレビを買うより経済的です。ちゃんとPCのハードディスクに録画もできるんですよ。
実に快調、と満足したまではよかったのですが、見ているうちに、何か違和感を覚える。落ち着かないんですね。すぐに視聴をやめたくなってしまいます。どうしてでしょう。
PC用のモニターは、テレビ用とはやはり異なります。比べて見れば画質がいくらか落ちます。しかし、そのためとも思われません。原因はたぶんほかにある。
まる1日考えて、2つの理由を思いつきました。
1)姿勢。PCのディスプレーは机の上ですから、テレビ番組を見るときも、チェアにいずまいを正して坐らなければなりません。ソファにひっくり返っては見られない。これが長時間の視聴に耐えられない理由の一つでしょう。
2)距離。ディスプレーと眼との距離が近すぎます。改めて気がつきましたが、通常、テレビ受像器はかなり離れて見ています。文字を読むためのPCディスプレーはそこが違います。だから眼と鼻の先でSMAPが躍り出てくるCMなどを見せられると、すぐに画面を消したくなってしまいます
というわけで「PCでテレビ」はハード面は○、ソフト面は×、という結果になりました。使い方によってはなかなか便利ではありますが。〈kimi〉

スーツにネクタイ

梅雨が明けたんだか、明けていないんだか、なんだかわからないうちに暑くなりました。
私、夏が大嫌いなんです。その理由は服装にあります。毎日Tシャツにチノパンで仕事ができれば、それほどイヤではないのですが、スーツで夏を過ごすのがたまらないんです。しかし、10年前と比べるとずいぶん上着を手に汗をかいているサラリーマンは少なくなりましたね。押しつけがましいクールビズには心理的な抵抗も感じるのですが、涼しい服装は大賛成。蒸し暑い日本の夏なのに、スーツにネクタイでなければならないなんてナンセンスですよ。社員がチノパンで仕事をしている外資系の会社には、こちらもラフなスタイルで訪問できるので大助かりです。こういう会社がもっと増えてほしいものです。
しかし、その場に合わせた服装ということもあります。お手伝いしているIRセミナーの初日、司会と講義をする役割となれば、やはりスーツにネクタイだろうと思いつつ朝、家を出たところで某社のトップから携帯に電話が。昼過ぎに某著名ジャーナリストが来社するので立ち会ってほしいとの急な要請でした。某社に行ってみれば、みなさん揃って上着にネクタイ姿。スーツにネクタイ、着てきてよかった。でも大汗かきました。〈kimi〉

ありました

teikiire1.jpgありました。見つけました。紛失したと思った定期入れが、自宅のタンスの隙間の奥に挟まっているのを発見しました。
タンスの上のトレーが、自宅での定期入れと財布と時計の定位置となっています(ドロボーさん忘れてください!)。どういうはずみか、そこから定期入れだけが滑り落ちたようです。焦げ茶色の定期入れは、タンスの隙間の奥でまんまと保護色となって身を潜めておりました。
よかったよかった。でもクレジットカード2枚とキャッシュカード2枚、パスモ1枚はそれぞれ紛失届を出してしまったので、再発行まで使えません。しかもそれぞれ1000円前後の再発行料をとられます。大損をまぬかれたのですから、小損は我慢しなければならないとは思うのですが、なんとなくバカバカしくもあります。人間、のど元過ぎればなんとやらですね。〈kimi〉

新聞の占いは・・・

土曜日の昼過ぎ、近くの商店街に出掛けてATMで3万円を降ろしました。記憶があるのはそこまでです。
脳梗塞で記憶障害になったわけではありません。キャッシュカードを入れていた定期入れの存在を意識していたのがそこまでなんです。日曜日は天候不順でしたので、家から一歩も外に出ませんでした。月曜日の今朝になって、出がけに確認したら定期入れがありません。家の中、車の中、あちこち探しましたが見つかりません。
土曜日に拾われたとすれば、すでに連絡があってもよさそうです。それがないということは・・・
免許証や健康保険証は別にしてありましたから無事でした。しかし、クレジット2枚とキャッシュカード2枚が入っていましたので、それぞれ電話して使用停止にしてもらうことにしました。
まずクレジット会社。カードの紛失はよくあることなのでしょう。実にスムーズに処理してくれました。幸い不正利用はなかったようです。
次に銀行です。ホームページにアクセスしましたが、どこに電話したらよいのかさっぱりわかりません。サイト内の検索でも見当違いばかりがヒット(ファールかな?)します。キャッシュカードの紛失を受け付ける電話番号を見つけるまでに15分ほどを要してしまいました。これはとっても不親切です。銀行というところが、いまだにお客様視点で仕事をしていないということを示してもいるようです。
交番で遺失物の届出も済ませました。暇そうに机に向かっていた中年の警官が極めて事務的に処理してくれました。駅にもけました。定期券はパスモであれば再発行可能。磁気カード型の定期券はまるまるの損となることが判明しました。大損失。電器量販店のポインカードはあきらめるほかなさそうです。すいぶん貯まっていたのに・・・
そう言えば朝日新聞土曜日夕刊の占いでは、月曜日は★一つでした。あれって、当たるのかなあ。〈kimi〉

礼!

麻生首相が記者会見の演台に上がるとき、軽く一礼するのにお気づきですか。
プロ野球の選手でバッターボックスに入るときに一礼する人がいます。高校野球では必ず審判に「お願いします」と頭を下げるのが慣習になっているようで、プロになってもその習慣が抜けないのでしょう。柔道家も畳に上るときには必ず一礼します。サッカー選手の場合は、フィールドを出るときに、わざわざ振り返って一礼する姿をよく見かけますが、これは日本選手に限られるようです。戦ったフィールドとサポーターに対する敬意なのでしょう。悪いことではありません
さて、麻生首相ですが、彼は一体何に頭を下げているのでしょう。会見場には国旗が掲げられていることが多いので、国旗に対してだろうと思っていたら、赤い緞帳を背にした解散時の記者会見では、国旗がなくても一礼して演台に上がっていました。こうなると解釈が難しい。スポーツ選手のように記者会見という神聖な勝負の場に対して敬意を表している、とも考えられますが、日頃の首相の言動を拝見している限り、どうもそうではなさそうです。
ある企業経営者は、社員を集めたセレモニーの場で、麻生さん同様、演台に上がるときに深々と一礼をします。演台のバックには国旗ではなく社旗が掲げられています。つまり社旗に頭を下げているわけですが、これって、ちょっと変ではありませんか。社旗って、ロゴマークを刺繍したただの旗です。そこに何か「神聖」っぽい意味づけをしようとしているとしたら、いかにも日本的な風景と言えます。
首相が一礼すべきは国民に対してであって、経営者が一礼すべきは業績を支えている社員に対してではないか。私は、そう思うのですがね。〈kimi〉

京都にて

7月16日(木)から4日間ほど京都に行って来ました。大学院でコーポレート・コミュニケーションを講じておられる特任教授のご案内で、関西系大手電機会社OBでブランド管理の専門家氏、京都に本社のある制御機器・医療機器企業の女性CC部長さん、地元の女性イラストレーターさん等々の皆さまと親しく意見交換をしてまいりました。
と書くと、いかにも出張して仕事をしてきたようですが、真実は休暇をとって祇園祭の見物に行ってきたのであります。
南観音山
山鉾巡行の前日、山鉾の上のコンチキチンと鐘や太鼓でお囃子を演奏する場所に登らせてもらいました(南観音山)。こんなに高い。
宵山
午前1時、祇園の花街を行く日和神楽。長刀鉾(なぎなたぼこ)の町内だけが別格扱いで、宵山(前夜祭)に八坂神社へ神楽を奉納することができることになっています。その帰りに祇園などをコンチキチンと神楽を奏しながら巡ります。今回の京都行きの目当ては実はこれでした。日和神楽を迎えに舞妓さんや藝妓さんたちがお茶屋の前に勢揃いするのを逆に見物しようというわけ。個人情報保護のため、きれいどころの写真は公開いたしません。
辻回し
山鉾巡行の日。菊水鉾が室町通から四条通へ出るために方向転換(辻回し)しています。
神幸祭
祇園祭と言えば山鉾巡行ですが、実は7月いっぱい様々な行事が続く長い長い祭なんだそうです。これは巡行の日の夕方、八坂神社から三基の御輿が繰り出す神幸祭。御輿が出てくるのを2時間立ちっぱなしで待っていました。すごい迫力。いまどき、よくもこんなに若い衆(白髪頭も混じっていますが)が集まるものです。京都と言えば、女性と学生と年寄りの街のようなイメージがありますが、結構粋で荒々しい面もあるんですね。
2日間ずいぶん歩きました。お蔭でよい足腰のトレーニングになりました。休暇中、お電話やメールをくださった方、ごめんなさい。〈kimi〉

色白は百難隠す

土曜日は、秋から兼任講師をする予定のビジネススクールで、学生たちのプレゼンテーションを講評する役目を仰せつかりました。
アナリスト・機関投資家向けの会社説明会用のプレゼンをつくって発表せよ、というのが課題です。この日は90分間に4組が発表し、それぞれ質疑を行ったので、講評に使えた時間はわずか10分間ほど。十分にお話できず残念でしたが、その分は秋からじっくり時間をかけてやるつもりです。
その学生たちのプレゼンの中に、すばらしく美しいパワーポイントスライドがありました。多くの日本企業の会社・決算説明会の資料を見て来ましたが、これほどの水準のものは目にしたことがありません。世界で最初にIRを始めた企業とも言われるGEのソフィスティケートされたスライド資料を、ビジュアル面では凌ぐのではないか、とさえ思いました。
「この資料の仕上げをした人は誰ですか?」
と教室を見回したら、隅の方にいた太目の男性がオズオズと手を挙げました。
「デザインの勉強をしたことがあるのですか?」
「デザイン会社を経営しております」
な~んだ、そういうことか。これが社会人が学ぶビジネススクールの面白いところなんでしょう。
色白は百難隠すなどと言いますが、美しいスライドは内容の問題点をカバーする効用があります。講師がこんなことを言ってはいけませんが、このグループの発表にはつい甘めの評価をしてしまいました。
秋からの講義に私が使うスライドも、もう少しブラッシュアップしなければならないなあ。少々プレッシャーも感じてしまいました。やれやれ。〈kimi〉

身のほどを知れ

私たちのような仕事をしていると、メディアに対して批判めいたことは書きにくいのですが、そんなことばかり気にしていたら、言いたいことも言えません。と、そんなマクラで今日は書き始めることにしました。
NHKの看板番組である大河ドラマと朝の連続テレビ小説の評判がよろしくありません。ネットでは、「よろしくない」なんてものではなくて、最悪です。
大河ドラマの出だしは好調に思えました。子役がうまかったためかもしれません。その加藤清史郎クンが、イケメンの妻夫木聡クンにバトンタッチしたあたりから、なんか変だよなあと違和感を覚え始めました。とうとう我慢ができなくなって視聴をやめたのは、5月になってから。私はかなり辛抱強いんです。
何に我慢できなくなったかと言えば、ネットに山のように書かれている要因とまったく同じ。脚本がなっとらんね。
連続テレビ小説の方は放送時間の関係で見る機会は少ないのですが、家を出るのが遅くなったときなどに、ヒゲを剃りながら音声だけを聞いていることがあって、この番組に対するネット上の批判もよくわかる。
「身のほどを知れ」という言葉があります。自分はどういう人間か、自分の会社はどういう会社か、といったことを冷静に把握することはとっても大切なことです。同時に、そこから何を目指すべきかというビジョンを描く必要がある。ある本に、経営者はリアリズムと理想主義が必要だと書いてありましたが、まったくその通りだと思います。
NHKに話を戻すと、あの会社はインテリジェンスは高いがトレンドに乗ることが下手。最新のファッションを頭で理解して、それについて述べることはできても、そのファッションを自分の身につけることはできない。無理してやっても「なんか変」ということになる。そんな真面目で野暮くさい優等生がどこのクラスにもいたじゃないですか。これがNHKの企業風土、企業文化というものです。
優等生って、なんだかんだと陰口は叩かれるものの、クラスでは一目置かれる存在だったはず。他人が真似しようにも優等生には容易になれない。NHKにはすぐれたドキュメンタリー番組や「ハゲタカ」のようなドラマを制作する能力があります。その強みをもっともっと活かすことを考えるべきで、夢にもトレンディドラマを作ろうなどと考えてはいけません。できないことをしてはいけません。民放の真似をすることはないんです。隣の芝生が美しく見えても、自分の庭にはもっと美しい花が咲いているんです。
これは決して他人事ではありません。私たちも十分自戒する必要があると思っています。
先日、NHKの力の入ったスペシャル番組を見ていたら、司会者が上着のボタンを二つとも留めていました。もちろん二つボタンのジャケットです。いかにも優等生のやりそうなことですね。〈kimi〉

波平の年齢で考えたこと

最近読んだ本によると、「サザエさん」の波平は54歳なのだそう。今の私の周りのこの年代の人と比べると、10歳は上に見える。さらに調べてみたところ、フネは原作で48歳、これは黒木瞳や川島なお美とほぼ同い年だ。
サザエさんが最初に書かれたことにくらべ、今の人たちの見た目が若くなっているのは豊かな食生活により栄養状態もよくなったことや、生活に余裕ができ、美容やおしゃれにお金や時間を使えるようになったためだろう。
当時の定年はおそらく55歳だっただろうから、波平は定年間近ということだろうが、今の54歳というのは、日本企業の中では、ようやく人間が練れてきて貫録もついてきて本当の大人と認められたというような年齢ではないだろうか?定年で思い出したが、私が以前勤めていたある日本の会社で、社史を読んでいたところ、昭和40年代頃だったと思うが、「女性の定年が30歳から35歳に引き上げられる」という出来事が載っていた。「これより前だったら、もうクビだよ!」と騒いで失笑を買ったが、男女雇用機会均等法後に就職した私にとってはちょっとしたショックであった。
「均等法なんて建前だけで内実は違うじゃないか」と思っていたが、就業規則で有無を言わさず退職させられることに比べればなんという進歩だろう。
よく昔に比べて人間が堕落した、社会が悪くなっているとか、昔は良かったという人がいるし、そう思う気持ちもよくわかるようになったが、人々が若々しく元気で働くことができ、たくさんの選択肢を持つことができるのは基本的には良いことだと思う。そのことによって生じている問題、たとえば高齢化や少子化などは深刻に考える必要はあるが、少なくとも私はサザエさんのころに戻りたくはないと思う。
不景気で暗いニュースも多く、ともすると後ろ向きに考えがちになってしまう今日この頃だが、波平の年齢の話で進歩が実感できたおかげで、未来を少しだけ楽観的に見れるような気がした。<Fuji>